検索をしてみますと、ドローン認定資格で多数のサイトが出てきます。
ドローン、ラジコンを飛行するには免許、講習、資格は、一切不要です。
ただし、散布飛行には、国土交通省に申請を出し、機体の登録・飛行許可を取得する必要があります。
弊社でお買い上げのドローンはお客様ご自身で機体登録申請をしていただいております。
もちろん、練習は必要です。
練習する上で、経験者による指導が有ると望ましいです。
散布ドローンは空撮ドローンとは異なり操縦の難しさが異なるため、空撮ドローンの講習を受けても無駄です。
弊社では、ご要望に応じて購入前、後に無料で講習を行っております。
また講習を受けられない方のために、動画、ブログで様々な情報を発信しておりますので、ぜひご視聴ください。
▶︎認定ドローンについて
農水協の認定ドローンという制度が有ります。使用するには、28万円の講習を受け、毎年10万円の整備を義務づけております。この制度は、農水協が独自に創りました制度で、法的な根拠は有りませんが、認定ドローンしか使えない、または将来規制が厳しくなり使えなくなると、根拠のない宣伝をし、誤解を生じております。
2018年11月に、政府はこの制度の廃止を発表し、誤解のないようにいたしました。
弊社も年間100台以上のドローンを出荷しておりますが、皆様国土交通省の認定、飛行許可を取得し運用しております。
▶︎認定ドローンはなぜ高い?
写真のDJI AGRASは、必要なバッテリーを含めると250万程度。じつは、中国のサイトを見ると半値以下(ただし中国のAGRASは日本では運用できないように設定されていますのでご注意)。
ドローンの価格が高いのと性能が良いということではありません。
個人的な意見ですが、農業機械は、他の分野と異なり、何でも高い価格設定になっています。販売だけではなく、修理も高い。農家は裕福と思っているのか、足下を見ているのか分かりませんが、このような状況に一石を投じたいと思い、散布ドローンを作ってきました。
ドローンの部品は、フライトコントローラー、モーター、アンプなど価格はそれほど高いものではありません。価格を決めるのは、販売会社。従業員が何人も居て、広告、展示会に出品をしているところは、販売工数が多いので高いというだけです。
弊社が安いのは、従業員2名、展示会・広告一切しないためです。将来従業員の多い企業になると、従業員の雇用を守るために1.5倍にする必要があります。お客様も大事ですが、従業員も大切です。
サイズは、どれが良いでしょうか?
<理由>
他社では、販売利益の大きい10L、15Lを薦めるところがございます。
根拠のない理由を述べて大型機を勧めているようです。
手軽に使える5Lは、非常に重宝します。また、車で気になるのは燃費。ドローンでは、バッテリーがガソリンに相当しますが、2倍違うとどちらを使うかは、明白です。
ちなみに、バッテリーの繰り返し使用可能回数は、正しく使っていただければ最大100回程度(以前バッテリーメーカーにより10回程度のものも有りました)
車でいうと、軽自動車。近いところに行くのにわざわざ大型のワンボックスで行くのは面倒です。
福島県南相馬市のお客様が3年前に5L機と10L機を購入しました。
管理する圃場は数十h aですが、聞いてみると5L機しか使わないとのことです。
手軽さは何よりのメリットです。
散布飛行が出来るようになるまで、10時間の練習で大丈夫です。
年齢も自動車運転が出来る(認知症を持っていない)方なら大丈夫。
83歳くらいまででしょうか。
▶︎注意点
動画で分かりますように、真っ直ぐ飛行させる事は意外と難しいです。
液体を積んで飛行しますと、液体が揺れるので直線で進まず、常に微調整しながら飛行をする必要があります。
空撮ドローンの経験者ほど、墜落させる確率が高いです。
理由は、空撮ドローンと散布ドローンでは、安定性が全く異なるため。
散布ドローンは、液体を積む、飛行重量が大きいという特長があり、フライトコントローラーは、それに対応するためにぴったり停まらない、惰性で数メートル流れる様に出来ております。
2016年の事ですが、DJI Aという最高級の空撮用ドローンのフライトコントローラーを使用しておりました。
なんと何度も墜落。原因は、フライトコントローラーにより、自律で正確に停止しようと頑張るために、機体の惰性との関係で揺れが大きくなり墜落のシンフォニーと化してしまいました。当時は鬱病になると思われるほど飛行が怖かったw
散布ドローンはそのような特性を持った制御をしますので、飛行中微調整が必要です。
ただし、圃場の2地点を登録すれば自動でジグザグ散布飛行をする機能がございますが、こちらは高度以外の微調整無しで安定して飛行します。
でも2地点登録時に真っ直ぐ飛行させる操縦技術は必要です。
▶︎操作ミスで墜落される方の比率は、毎年10人中1から2名です。
墜落してもご安心ください。基本的に3日で修理をいたします。
昨年の場合、修理費用は、5万から10万の範囲です。
▶︎水田に墜落したら?
水没しても元通りになります。修理費用は、電子部品の交換で10万程度多くはなりますが。
最近散布ドローンを購入して副業として散布をされている方、または検討されている方からの問い合わせが増えております。
散布ドローンを使う生産物は、80%程度がお米。
お米は、残留農薬ゼロという規制が基本になっているため沢山散布できない。
葉物野菜、お茶などは、規制が緩やかな為、水田での散布の数十から200倍散布をしますので、散布ドローンでは、散布するには多すぎて向いておりません。ただし、使用量10分の1など散布ドローンで散布するのに適したものが出てきており今後葉物など野菜への散布にドローンが活躍するでしょう。
さて、散布請負ですが、どなたでも出来ます。
散布するには飛行許可書が必要ですが、昨年より緩和され、全国どこでも散布飛行が可能になる包括許可が取りやすくなっております。それまでは、散布飛行する場所の地図をネットでコピペして、都度申請する必要がありましたが、状況が変わりました。
▶︎散布の作業について
使用する薬剤・肥料は、生産者さまごとに異なるので、生産者さまに用意してもらってください。
ご自身で用意すると、薬剤の販売利益が入りますが、散布したのに効果がなかったなどと、クレームになる可能性があります。
初めての方は、散布請負会社でアルバイトの募集が毎年ありますので、応募して現場を体験すると安心かもしれません。
▶︎請負費(収益)のめやす
散布飛行の料金は、5L機で1フライト5000円から7500円程度となり、これがそのまま利益となります。
フライトには助手が必ず1名必要です。
ご依頼主(生産者の方)に助手としてお手伝いをしてもらうなら割引にする。
1時間に5フライト程度しましたら、2万から4万円。10L機ではその2倍となります。
1軒の生産者または農業法人で管理している圃場が30haとすると、10L機で30回程度の飛行回数(8〜10時間)となり、30万から50万程度の売り上げとなります。
▶︎所要時間と、散布作業が可能な時間帯
一日で散布に適した時間は、夏は朝4時から9時 夕方4時から6時 それ以外の時間は、気温、日差しの強さによりますが、ドローンが熱中症?になるため無理です。
散布が必要な時期は、夏。2作で、秋に麦などを撒くところでは3月頃にも仕事がありますが、季節労働です。1シーズン先ずは500haを目標にすれば良いと思います。
散布する地域は、北上します。南から始まり最後は北海道。
▶︎必要なもの
ドローン
軽トラ(薬液が下にこぼれるので、水洗い出来ること)ワンボックスは向きません。
営業をするには、ホームページなどあると良いですが、基本的にドローンを持って事前に農家の方に訪問してチラシを配るのが良いでしょう。
また生産者さんは横のつながりを大切にしております。紹介をもらえるように、1軒1軒を大切にお仕事をしてください。
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(紳士服AOKI狭山店近く)
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